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Wood, Stone

& Fire

ウッド ストーン 

& ファイヤ

    Home Improvement Services 

   & Wood-Burning Specialties

 

By Peak Home Builders

 ピーク ホーム ビルダーズ

蓄熱薪ストーブメイスンリーヒーター

当社は

米国メイスンリーヒーター協会

 

 

 

           of North America

 

の会員です

     メイスンリーヒーターって? What is a masonry heater?

 

蓄熱型の薪ストーブです。アルファベットのスペルがMASONRYなので、日本語発音ではメイソンリーヒーター、もしくはメーソンリーヒーターなどとも呼ばれます。薪を燃料とした暖房器具、いわゆる薪ストーブの一種です。 この「メイスンリー」とは、日本語では「石材の」といった直訳になるかと思います。 ほとんどレンガを使って作られるので、日本では「ペチカ」と言えば馴染みがあるかもしれません、このペチカはロシアン・メイスンリーヒーターです。 では一般的なメタル製薪ストーブとはどこがちがうのでしょうか。

決定的な定義は高い「蓄熱性」「熱効率」、また環境を汚染しづらい「完全燃焼」です。 火が焚かれて高熱になる炉心(コア;Coreと呼びます)は質量の大きく、耐熱性のある耐火レンガ、そしてその外側を赤レンガ(もしくは石材)で覆う2層構造で作られており、これが燃焼で得られた熱エネルギーを蓄えます。 表面温度は触ってもやけどをしない70-80℃です。(ドア自体やその周りは触れない温度まで上がります) 大型の機種では総重量3トンを超える蓄熱体がゆっくりと一定に遠赤外線を放射・放出することで、心地よい暖房効果が得られます。

薪は高温で短時間(10~25キロの薪を一度に2~3時間で)に焚かれると、完全燃焼(クリーン・バーン)するため環境汚染が極めて少なくすみます。 燃焼により発せられた熱をメイスンリーヒーターは質量の大きな蓄熱躰(レンガ、石、セラミック)に取り込み、それを18時間~24時間かけてゆっくりと放射してゆきます。 熱効率がとても高く、また燃焼で得られた熱の大部分を大気に逃がさずに部屋を温めることに使うため、薪の消費量も格段に抑えられます。

 

 

 

 

 

      

 

熱い燃焼ガスが煙突から大気に排出される前に、内部で長い煙道経路を通過することで、2次燃焼を促しつつ、さらにできる限り熱を本体に移すのが特長です。適切に設計、製作されたメイスンリーヒーターは厳しいアメリカの環境基準をもクリアします。 燃料である薪を最良の状態で燃焼させるように設計され、その温度はおよそ800℃に達するため、発生するクレオソートは炉内でほぼ燃え尽きてしまいます。 熱エネルギーがレンガに蓄熱されるということは、排煙温度が低いということです。熱エネルギーを大気に放出してしまわずに、できる限り家の中で利用する、これが燃費の良さの理由の一つでもあります。 同時に、煙道火災の危険も低くすることができます。

鉄製のストーブで同じような強さで燃焼をすると本体の温度が上がりすぎて、また室内温度も一気に熱くなってしまいます。 

逆に、木をゆっくり燻(いぶ)すように焚くと青白い煙がでますが、青く見えるのはタール・クレオソートの微粒子で、 これは環境にとても悪影響を及ぼします。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイスンリーヒーターは暖房としての快適さも特出しています。 一定的に放出される遠赤外線の熱が家の内部の空気だけでなく、物体(建物内装、家具類)をも暖めるために、温度が均一に保て、他の温風式(エアコンやFFヒーターなど)の暖房よりより暖かいと体感することができます。 体内の芯から温められる感じは、温泉の効果にも近いものです。 冬の日に屋外に立っていると、同じ5℃でも曇りや雨の日より晴れの日がより暖かく感じるのと同じです。

当社はアメリカに拠点があるNPO団体、Masonry Heater Association of North America のメンバーとして、研究を重ねて性能を極めた技術と知識を日本へ導入しています。 アメリカの技術研修への参加、また、技術者を日本へ招待することも毎年積極的に行っています。この協会では、長年にわたり膨大な数の燃焼試験を繰り返して、それらデーターを設計にフィードバックしてきました。 

 

 

 

 

科学が発達し、コンピューター解析があたりまえの現代において、 歴史(設計コンセプト)がとても古く、一見してローテクに見えるこのメイスンリーヒーターですが、実は最も高効率で環境に優しい暖房装置の一つです。 エアコンや灯油ヒーターなどの暖房との快適性の差は絶対的です。 

国によって呼び方が変わりますが、フィンランドでは「Heart of the home; 家の心臓」、 ロシアでは「Soul of the home; 家の魂」とも呼ばれています。

圧倒的な存在感とスタイルです。 1台1台を個別に設計して手作りするため、ストーブの形状、デザインはアレンジ自在で、部屋の間取りや使い方にあわせたカスタマイズが可能です。 形状はもとより、表面の仕上も、レンガ、石、タイル、左官仕上げなど、思いのまま。 調理台やベイクオーブン、ヒーテッドベンチと呼ぶ暖房ベンチなどをつける発展性もあります。 ライフスタイル、家の構造やサイズ、希望のオプションなど、1からご相談に乗ります。  

ロシア、フィンランド、オーストリアをはじめ北・東ヨーロッパ諸国では紀元前からこの蓄熱ストーブのコンセプトが受け継がれ、いまでも暖房器具の主流としてどこの家庭にも作られています。 統計ではヨーロッパ山岳地域で年間60,000台、新築およそ3軒に1軒の割合で採用されています。 一方、私が施工技術を得とくした北米では40年ほどのまだごく浅い歴史しかありませんし、知名度も決して高くありません。 手作りのヒーターはアメリカ・カナダ合せて年間300台くらいのようです。 それでも、近代的な暖房機器の発展する一方で、このメイスンリーヒーターをメイン、もしくはバックアップとして選択するホームオーナーの数は着実に増えつつあるようです。 

「高効率」「快適性」「安全性」 の追求ががあなたの暖房ライフスタイルにマッチするなら、ぜひ導入を検討なさってください

 下記に記すような多くのメリットがあります。

1 木質燃料を使用する器具において最も高い燃焼効率。 70~85%を達成し、この数値は一般的な鉄製ストーブより高い。

2 煙が少ないため、住宅が密集している地域でも使用が可能。  (完全なスモークレスということではありません)

3 環境に優しく安全。 設計~施工~運転~薪の質、全てが適切であれば、燃焼時に一切のクレオソートを排出せず、また一酸 化炭素中毒の危険もない。 

4 1日に1~2回の短時間(2~3時間/回)の燃焼ですみ、さらに表面温度が低い(70℃+)ので、管理、監視の必要性が低い。小さな子供のいる家庭にも適している。

5 木を燃料に使うことの永続性。 木の燃焼により出た二酸化炭素は、森林で再生される樹木の成長により再び吸収される。 結果的に温室ガス効果は差し引きゼロと言え、燃料としてサステイナブル(永続的)なものと考えられる。 日本においては瀕死の林業の復興にも寄与する。

6 燃料(薪)の消費量の低さ。 1-2回/日の燃焼で24時間家を温めることが可能で、またその間の温度変化が少ない。 大気への熱損が少ないため、理論上では、鉄製ストーブの1/2~2/3程度と考えられる。

7 暖房費の節約。 電気、ガス、灯油の価格上昇は今後も続くと思われる。 リーズナブルな薪の入手ルートが必要なものの、費用は大幅に抑えられる。

8 電気を使用しないため停電時でも使える。 

9 健康に良い。 部屋の空気を汚さず、遠赤外線がまんべんなく温め、一日を通して温度変化が少ない。   

10 ストーブの表面仕上げは好みにより選べるので、オーナーの個性が活かせ、部屋のインテリアと合わせることができる。

11 機能の追加ができる。 調理オーブンはもとより、ヒーテッド・ベンチなど、多機能化が可能。

12 高耐久性。 適切な使い方により数十年以上使い続けることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイスンリーヒーターの燃焼
メイスンリーヒーターの空気の流れ
メイスンリーヒーターの薪の入れ方

 

一般的な薪ストーブの煙突。 不完全燃焼時は煙にクレオソートが混入し、色は青っぽいグレーになる

一度に15~25KGの乾燥薪を焚くことができる。 25kgで3.5KWの熱量を24時間連続的に放出する。

Masonry Heater Associationによる、メイスンリーヒーターの紹介ビデオ

2014年に、カナダ・ケベックで、友人のMercus Flynn が20年前に作ったヒーターを見せてもらった。 炉の内部もとてもきれい

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